「大谷との長期間の関係を望んでいる」エンゼルスGMが大谷翔平選手のトレード可能性について語る

MLB公式によると、エンゼルスのゼネラルマネージャーであるペリー・ミナシアンは二刀流スター大谷翔平選手をドラフト期限前に放出しない意向を明らかにした。エンゼルスは11勝3敗と良好な状態で、大谷のトレードについて寄せられた質問に対し「エンゼルスの順位に関わらず大谷の評価は高い。今後もチームに留まることを願っている」と明言した。

2021年のアメリカンリーグMVPであり、2022年はアーロン・ジャッジに次いで2位になった大谷は、今年もMVP級のシーズンを送っている。6月20日時点で72試合に出場し、打率.300、出塁率.384、長打率.632をマークしリーグトップの24本塁打と58打点を記録している。また、投手としても14試合に先発し、82イニングで6勝2敗、防御率3.29、105奪三振という好成績を収めている。

フィールド内外の大谷の価値を考慮すれば、エンゼルスが大谷を放出することは考えにくい。エンゼルスが大谷を放出しないという決定は、一見すると彼のチームへの貢献を続けるというポジティブな面がある一方で、大谷を放出しないチームの決定にはリスクも伴う。

大谷は今シーズンが終わると自由に他のチームと契約できる「フリーエージェント」になることから、エンゼルスは大谷を他のチームに放出する際に交換できる貴重な選手や資源を失う可能性がある。仮に大谷が他のチームと契約すれば、エンゼルスが受け取れるのは新たな若手選手を獲得する権利である「ドラフト指名権」だけになるかもしれない。大谷のようなスーパースターを失うにはあまりにも大きな代償と言えよう。

28歳という若さで既に大きな成果を上げている大谷選手が、フリーエージェントとして過去最高の契約を結ぶことは十分に考えられる。今後の大谷の去就に注目が集まる。

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